この記事の結論
- 我が家はリーグではなく、体験に行って良かったチームで決めた。そのチームがボーイズだった
- 大きな違いは、塁間の長さ、リード(投球前の離塁)ができるか、入れるチームの決まり方(リトルは住んでいる地域で決まる)
- バットに重さの決まりはないが、使えるバットの種類が違う。小さい子は振れる重さのバットを探すのに苦労する
我が家の状況
息子は小2に、学童の軟式チームで野球を始めました。小3になると、本人が「もっとしっかり野球をやりたい」と言い出しました。学童にはいろいろな家庭や子どもがいて、守備で送球してもファーストが捕れないなど、本人が周りとの差を感じ始めていたからです。
そこで強いチームへの移籍を決め、硬式チームを探し始めました。小学生で硬式というと、候補になるのはリトルリーグとボーイズリーグです。野球未経験の私は、その違いすら知りませんでした。
リトルリーグとボーイズリーグの違い
| 項目 | リトルリーグ | ボーイズリーグ(小学生の部) |
|---|---|---|
| 運営団体 | 公益財団法人 日本リトルリーグ野球協会 | 公益財団法人 日本少年野球連盟 |
| 年齢の数え方 | その年の8月31日時点の満年齢(リトル年齢) | 学年(4月1日基準) |
| 塁間 | 18.29m | 22.86m |
| 投手板から本塁まで | 14.02m | 15.367m |
| リード(投球前の離塁) | できない。投球が打者に届いた後なら盗塁できる | できる |
| 試合のイニング | 6回 | 6回(4回終了で正式試合) |
| バットの決まり | 長さ約83.8cm(33インチ)以下、USA Baseball のマーク | 長さ82cm以下、SGマーク、金属は単層、複合・カーボン製は禁止 |
| 投球数の上限(1日) | 9〜10歳は75球、11〜12歳は85球 | 70球(連続する2日で105球まで) |
| 入れるチーム | 原則、住んでいる地域(バウンダリー)のリーグ | 地域の決まりはない |
| 最終学年の区切り | 誕生日によっては、中1の夏まで続く | 小6の3月が一区切り |
※2026年10月時点の各団体の規則による。ボーイズの塁間と投手板の距離は、連盟加盟チームの公開情報による

違い1:グラウンドの大きさ(塁間)
リトルリーグの塁間は18.29m、ボーイズは22.86mで、ボーイズのほうが4.5mほど長くなります。投手から打者までの距離も、ボーイズのほうが長めです。
塁間が長いと、内野からの送球も長くなります。
違い2:リードと盗塁
いちばん誤解されやすいのがここです。リトルリーグは、投手が投げたボールが打者に届くまで、走者は塁を離れることができません。いわゆるリードができないルールです。
ただし、盗塁ができないわけではありません。投球が打者に届いた後なら、走者は次の塁を狙えます。ボーイズには、このリードの制限がありません。
我が家がリトルリーグを見なかった理由の1つが、このリードの決まりでした。
違い3:バット
どちらのリーグにも、バットの重さの決まりはありません。決まっているのは長さと、使ってよいことを示すマークです。ボーイズの小学生は、長さ82cm以下でSGマークがついたものに限られます。
ただ、使えるバットの種類が違うため、選べる重さには差が出ます。私が調べた当時、76cmで一番軽いバットは、リトル用が605g、ボーイズで使えるものは660gでした。
小3で平均的な体格だった息子は、ボーイズで使える一番軽いバットでも、移ってしばらくは振るのに苦労しました(ボーイズリーグのバット選び)。
違い4:試合と投球数
試合はどちらも6回です。ボーイズの小学生の部は、4回が終われば正式な試合として成立し、試合開始から1時間40分を過ぎると、新しい回には入りません。
投手の投球数には、どちらも上限があります。肩や肘を守るための決まりで、リトルリーグは年齢によって1日75〜85球、ボーイズの小学生は1日70球までです。
違い5:入れるチームの決まり方
親にとって見落としやすいのが、この違いです。リトルリーグには「バウンダリー」という制度があり、原則として、住んでいる地域や通っている学校の地域のリーグにしか入れません。
我が家の場合、入れるリトルリーグのチームは数チームしかありませんでした。しかも、そのチームは人数が足りず、1チームを組めないことが分かっていました。
なお、今の規則では、リトル年齢7歳以下で初めて始める場合は、住んでいる地域に関係なく入るリーグを選べるようになっています。8歳以上で始める場合は、今も原則として地域のリーグです。
違い6:最終学年の区切り
リトルリーグは、8月31日時点の年齢でチームが決まります。そのため、誕生日によっては中学1年生の夏まで、小学生のチームで大会に出られます(全日本選手権は7月、世界大会は8月)。
ボーイズの小学生の部は、小6の3月が一区切りです。中学に上がると、中学生の部へ移ります。
中学受験などで途中でやめる家庭もありますが、子どもには最後の大会までやりきってほしい、という気持ちもあります。リーグによって区切りの時期が違うことは、入る前に知っておきたい点です。
我が家がボーイズになった理由
正直に言うと、我が家は「ボーイズリーグを選んだ」わけではありません。硬式チームを探して体験に行き、良いと思ったチームが、たまたまボーイズリーグでした。
練習場所、チームの雰囲気、監督やコーチの考え方や人柄。リーグの違いよりも、こうしたチームごとの違いのほうが、毎週の野球に大きく関わると感じています。
チームで何を重視するかは、家庭によって違うと思います。とにかく強いチームがいい、上手な子と一緒にプレーさせたい、基礎から練習をしてくれるところがいい、などです。我が家の決め手は、体験会で息子が楽しそうにプレーしていたことでした。
今ならこうする:今もう一度選ぶとしても、リーグではなくチームで選ぶ。決め手は、子どもが体験会で楽しそうにしていたかどうか。
中学ではシニアも候補になる
中学で硬式を続ける場合は、ボーイズの中学生の部のほかに、シニアリーグやヤングリーグなども候補になります。中学のチーム選びは、中学の野球チームの選び方にまとめました。シニアとボーイズの違いはシニアとボーイズの違いにまとめました。
そもそも軟式(学童)と硬式のどちらにするかで迷っている方は、軟式と硬式の違いの記事も読んでみてください。
情報の時点と出典
2026年10月時点の各団体の規則と公開情報をもとにしています。規則は毎年見直されるので、入団前には各団体の最新の情報を確認してください。
- 日本リトルリーグ野球協会:よくある質問、2025年の規則変更、全日本選手権
- Little League International:グラウンドの寸法、バットの規則、投球数、リトル年齢
- 日本少年野球連盟:連盟主催大会規定、用具規定、投球数制限ガイドライン
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